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臨機応変に対応する。中国語の「走一步算一步」の考え方とは

「走一步算一步」はその場その場で考えるという意味の中国語です。

走一步看一步
zǒu yī bù kàn yī bù

<慣>その場その場で考える.様子を見ながら進める.▶“走一步算一步”“走一步是一步”とも.

你退休后有什么打算?――~吧/定年になったらどうするつもりなの?――その時になってから考えるさ.

一緒に靴下の仕事をしている台湾人の同僚と少し先の将来の話をするときに必ず口に出す決まり文句です。一歩進んだらその時の状況を見て次の一歩を進みましょうというニュアンスです。

以前は内心「ケセラセラかよ」とか思ったのですが、変化が激しい今、先を考えすぎずに今を全力で生きるのがベストだと感じるようになってきました。

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台湾人の先生に質問してみた

台湾人の同僚に限らず、台湾人や中国人のかたと話していると、「到時候再說」(その時になったらまた決めましょう)とか「走一步算一步」(その場その場で考える)というセリフが多く出てきます。

台湾人の先生にその理由を質問したところ、特に台湾は常に緊張下に置かれてきた歴史があり、日本と違って臨機応変に対応ぜざる得ない一面があるからではないかと言っていました。

現在台湾に限らず、日本にいても将来が予測しづらい時代に突入した感があります。

そう考えると、台湾人の同僚がよく言う「走一步算一步」(その場その場で考える)方法こそが今の時代にマッチしているのかもしれません。


最高の未来に変える 振り返りノート習慣

『最高の未来に変える振り返りノート習慣』 山田智恵 (著)

2024年の年末、同年1月に受講した「京都ライター塾」の江角悠子先生が発行されているメルマガで紹介されていたので読んでみました。

あえて目標を立てずに、毎日、毎週、毎月、毎年の振り返りから得た直感から方向性を決める考え方が書かれており、「走一步算一步」(その場その場で考える)という単語が頭に浮かびました。

確かに目標を立てても、本当に自分の心で求めていることではないと苦しくなります。目標を達成できない自分が嫌になって自信がなくなっていきます。

今年は極力自分に正直に「走一步算一步」で行こうと思います。

岩村耕平
合同会社ブリングハピネス代表社員
靴下ブランドを立ち上げる方に特化した靴下の製造サービスを運営しています。社員は私と台湾人同僚の2人。台北とJR中央線西荻窪駅前にある仕事場間のフルリモートで業務を行っています。本店登記はJR東小金井高架下。光栄のシュミレーションゲーム三国志にはまったことがきっかけで三鷹市の中国語専門学校に入学。紆余曲折を経て内モンゴルに留学。帰国後ぬいぐるみメーカーで9年間生産管理に従事したあと2014年に起業。
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