コワーキングスペース

フリーランスや小規模事業者のSOHOオフィスやコワーキングスペースなどの仕事場の選び方とは? 起業して7年間で8回引っ越しをした私の結論とは?

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こんな方におすすめ

  • 個人事業主(自営業者)として起業を考えているけど、働く場所をどうするか迷っている
  • フリーランスで仕事をしているけど、自宅では集中ができず悩んでいる
  • 小規模の法人企業を営んでおり、SOHOオフィスを借りたいと考えている

本日は、オフィスについて悩みをお持ちの、フリーランスや自営業、小規模事業を営んでいる方々に向けて、私の経験を紹介してまいります。

私は、2013年に会社を退職して、フリーランスとして1年、靴下製造メーカーの自営業者として6年目に入ったところで、法人成りをして現在に至ります。

今は、JR東小金井の高架下にあるコワーキングスペースを法人本店とし、秋葉原にある業務提携先のオフィスを仕事場として使っています。

ここ7年間、「コワーキンスペース」「レンタルオフィス」「ブース」「デスク」「デザイーナズオフィス」など様々な形態のオフィスで仕事をしてきました。

都心のコワーキングスペースで働く

起業当初、私が仕事をする場所に選んだのは、人形町駅近くの日本橋久松町にあるコワーキングスペースでした。

こちらでは1年ほど仕事をしました。

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メリット

都営新宿線の「馬喰横山」、日比谷線、都営浅草線の「人形町」、総武線快速の「馬喰町」などまで徒歩10分以内で行ける立地でしたので、どのお客様を訪問するにも30分以内で到着することができました。

仕事環境は100平米ほどのスペースに、平均利用者は3〜4名ほど、週末や早朝は自分一人だけということもありました。

お家賃は月12800円でしたので、価格、環境、利便性ともに素晴らしいものでした。

コワーキングスペースで仕事をしていると、様々な業種の方と知り合うことができます。

愛媛出身のWebコンサルタントさんと仲良くなり、当時執筆していたブログについて助言を頂いたこともありました。

毎日誰かしらと顔を合わせるので、孤独を感じることもありませんでした。

デメリット

自宅がある西荻窪から日本橋久松町までは、片道1時間、往復2時間必要でした。

起業においては、仕事の時間配分をシビアに考える必要があります。

何もかも一人でこなさなければならない立ち上げ初期だとなおさらです。自分自身がアクションを起こさなければ、何も変わらないからです。

結果をださなければ収入そのものが途絶えてしまいます。

出張などで新幹線や飛行機に乗って缶詰になり一つのことに集中するというのであれば別ですが、毎日の2時間も通勤に費やすのは、効率を考えるとマイナスなのではないでしょうか。

レンタルオフィスってどうなの?

1年近くを過ごした、久松町のコワーキングスペースでしたが、クローズすることになってしまいました。

次の拠点に選んだのは、地元のレンタルオフィスでした。こちらでも1年間仕事をしました。

メリット

何よりも自宅から近いので、どっぷりと仕事に浸かることができました。365日事務所に行かない日はなかったくらいです。

デメリット

壁が薄く、お隣の声が筒抜でした。怒鳴り声が聞こえることもありました。

業種はわかりませんが、2ヶ月ほど毎日のようにテレアポだけを行い、引っ越してしまう業者もいました。

レンタルオフィスは、お金さえ払えば比較的簡単に入居することができるためか、ありとあらゆる業種の方がいました。

お客様と商談する以外は、5平米の狭いスペースに一人で籠りっきりになることが多いからか、体だけではなく、心まで重くなってくるような鬱屈とした気分になる日が増えていきました。

「このままではまずい」と感じ、引っ越しをすることにしました。

東京の郊外東小金井のインキュベーションオフィスを使ってみた

引っ越し先に選んだのが、中央線東小金井駅高架下にある、東京都小金井市の創業支援施設「KO-TO」です。

メリット

「満員電車に乗らない働き方」というキャッチフレーズに惹かれて、入居を決めました。

私の住まいが、同じ中央線の西荻窪で、東小金井は上り方面になるので逆方向になります。朝も夜も満員電車に乗る必要がありません。

東小金井は、駅のすぐ近くに梶野公園があり、幼稚園もたくさんあるので、子供たちの声を聞くことも多い、緑豊かでローカル色が濃い町です。

ぷらぷら散歩しているだけでも癒されます。

KO-TOは、入居希望者に対し、管理者が事業内容を確認するための面接を行うこともあってか、まっとうな起業家が集まっており、雰囲気もよいです。

他の方ががんばってお仕事をしている姿を目にするだけでも、「一人じゃない」という気持ちになりました。

KO-TOのホームページのコラム「郊外の仕事」で弊社を紹介頂いたり、起業体験の講演をする機会を頂いたり、とってもお世話になりました。

デメリット

コワーキングスペースの営業時間が、10:00〜18:00と短いため、都心での商談が続くと、地元のカフェで仕事をすることもあり、長く使わない時期もありました。

KO-TO内にある「ブース」という区画であれば、24時間、365日使えるので、後から移動しました。

ブースを契約すればコワーキングも使えるのですが、引っ込み事案の私はブースを契約しているのに、コワーキングを使うのは申し訳ない気がして、ブースに籠りっきりになってしまいました。

ブースは狭く蛍光灯がチカチカして、眩暈がするようになったので、後ろ髪を惹かれながらも引っ越しをすることにしました。

憧れのデザイナーズのSOHOオフィスを借りてみた

事業が上向いてきたこともあり、2017年、KO-TOを出て30平米の事務所を借りてみることにしました。

吉祥寺の井の頭公園のすぐ近くにある、デザイナーズのSOHOオフィスを選びました。

メリット

もともと井の頭公園のほとりで仕事をするのが夢でした。仕事が行き詰まると井の頭池のほとりを散歩したり、三鷹台でサンドイッチを買って公園でランチをしたりと、快適な日々を過ごしました。

当然仕事もはかどりました。

デメリット

実際デザイナーズのオフィスを構えても、会社の信頼性や売り上げが変わることはありませんでした。

自分自身は快適に過ごすことができましたが、毎月の家賃の支出は、ビジネス的になんのプラスにもなりませんでした。

事務所はいらないけど人との繋がりは大事にする

SOHOオフィスを退去後、「KO-TO」の並びにある商業施設で、実店舗をやりながら仕事をすることにしました。

「高架下ゼミ」という創業スクールで、路面に面した地域な方々と距離の近いひらけたオフィスの事例をきいたのがきっかけでした。

また吉祥寺オフィスで失敗した経験から、どうせ同じ家賃を投資するのであれば、リターンがないともったいないと感じたことも理由でした。

その後、お店についても、諸事情で結局退去することになりましたが、お店で商品を売りながら、仕事をするというスタイルに、今でも魅力を感じているので、数年後またチャンレジしたいと考えています。

現在は、東小金井事業創造センターKO-TOに本店登記をし、秋葉原にある業務提携先のオフィスを仕事場として使っています。

東小金井事業創造センターKO-TOを本社にする理由とは?

東小金井事業創造センターKO-TOは、市の創業支援施設です。

地域に根付いた起業家を育てると、その地域に訪れる人が増え、地域の経済を活性化させることができます。また市の雇用や税収も上がります。

私の会社の規模からいうと、雀の涙のような金額かもしれませんが、同じ税金を納めるなら、長年拠点を置いてきた小金井市に納めたいという考えから、東小金井に本店登記をしております。

デザインシステムがある秋葉原にサテライトオフィスを設置する

秋葉原のサテライトオフィスは、バーチャルで靴下を製作できるデザインシステムを共同導入したパートナーの事務所です。

5年間リースで秋葉原パートナーがシステムを販売しているメーカーさんと法人契約をし、銀行とリース契約を交わし、毎月のリース料の半額を僕がパートナーに支払っています。

システムの利用時間も半分ずつシェアしています。

システム導入後は、ご好意で会社の鍵も預けていただいており、24時間365日使用ができます。

システムのリース期間もあと2年になりましたので、2年後にシステムを買い取り、東小金井の高架下に事務所を統合することを目標にしております。

フリーランスや自営業、小規模事業者のSOHOオフィスの選び方とは? 7年間で8回引っ越しをした私の結論

7年間、様々な形態のオフィスで仕事をしてきましたが、業種にもよりますが、オフィスにお金をかける必要はないというのが私の結論です。

お客様からオフィスに足を運んでいただくことも年に数回あるかないかですし、事務所に固定費をかけるのであれば、新しい事業やお金を生み出す投資効果が高い、WebSiteなどにお金をかけた方がプラスになります。

豪華なオフィスを借りても、お客様が見てくれる可能性は低いですが、きちんとしたWebSiteを立ち上げれば、小さな会社でも強みを理解頂くことが可能です。

私が、起業してから、7年目になりましたが、環境も大きく変化しました。先日名の知れた外資系企業に商談に行ってきましたが、オフィスはコワーキングスペースでした。

私もあと2年は今の体制を継続していきますが、コワーキングスペースが大好きなので、今の機会に全国のコワーキングスペースを回りながら仕事をして行くつもりです。

こちらのブログでも新しいコワーキングスペースを訪問する都度リポートしてまいります。

  • この記事を書いた人
岩村 耕平

岩村耕平

合同会社ブリングハピネス代表。台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、D2Cブランドを製造面で徹底サポート。工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルでサンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。JR東小金井高架下と秋葉原が拠点。雨と雪の日以外の都内移動は全て「自転車」を使用。既成観念にとらわれず最適な場所と時間を選んで仕事する「環境に依存する」働き方を模索中。

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