靴下ブランド くまのパディントン 製作事例

パディントンベア(くまのパディントン)靴下を製造して販売するまでの道のりとは?

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パディントンベア(邦題 くまのパディントン)ソックスの販売を開始してから、もうすぐ1年になります。

Webでは、私たちのネットショップにて。リアルでは、関東圏最大のパディントンベアグッズ売り場である、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの売店「プレジャーステーション」で販売を展開しております。

販売状況については、なんとか軌道には乗っております。まだ一歩を踏み出したばかりではありますが、現在に至るまでの間も長い道のりがありました。

私たちが、パディントンベア(くまのパディントン)の靴下を作ったきっかけとは?

パディントンベア靴下の版権は、東京の神田佐久間町にあるテディベアのぬいぐるみを長年取り扱っている、ぬいぐるみメーカーさんが取得しました。

私たちは、靴下の製造工場とテディベアのぬいぐるみメーカーさんと三位一体となって靴下ブランドの立ち上げに取り組んでいます。

パディントンベアの版権を取得するということで、業務提携として、靴下の開発に取り組む運びになりました。

靴下工場の強みは、靴下の履き心地と、細かなデザインの再現性を両立させることができる技術力です。

得意分野を最大限に生かして、編み込みの靴下では再現ができなかった「パディントンベアクラシック」デザインの靴下の製作にチャレンジする運びとなりました。

「くまのパディントン」は英国の作家マイケル・ポンドが、ロンドンの百貨店で売れ残ったクマのぬいぐるみから着想を得たことから生まれました。

1958年に出版されて以来、40ヵ国語以上に翻訳され、今でも世界中の人々に愛されています。挿絵を担当したのが、英国のイラストレーターのペギーフォートナム。「くまのパディントン」シリーズはもちろん、「思い出のマーニー」のイラストも描いています。

私たちが、パディントンベア(くまのパディントン)の靴下製作の過程で、苦労した点とは?

靴下は一個一個の網目からできています。

キャラクター靴下を製造する場合は、客先からもらったデザインを元に工場で「ドット絵」を製作するところからスタートします。

ファミコンなどのレトロゲームに使われている、ピクセルアートのことを「ドット絵」と言います。

「全てのキャラクター靴下はドット絵でできています」

パディントンベアクラシックの世界観をドット絵で再現する

靴下の絵柄は、全てドット絵でできているため、グラデーションの表現ができません。

パディントンベアクラシックの原画は、グラデーションで表現されている部分が多くあります。

版権のルールで、クラシックの絵柄はデフォルメすることができません。靴下のドットで再現するには、線画とベタでクラシックの世界観を再現する必要がありました。

通常ドット絵は、靴下工場で製作しますが、極力忠実に世界観を表現するために、東京上石神井にあるゲーム会社さんの門をたたきました。

有名アニメーションのゲームなどを手掛けた「ドット絵」のプロに依頼しただけあり、クオリティが高いデザインに仕上がりました。

色は「世界の島精機」が開発したデザインシステムに選んでもらう

2017年の夏、ユニクロさんの「ホールガーメント」の製品でも有名な、和歌山県にある編機メーカー「島精機製作所」さんが開発した、バーチャルデザインシステムを導入しました。

工場で靴下サンプルを製作する前に、バーチャルで靴下サンプルを製作できるシステムです。

キャラクターグッズを製作する場合、必ず版権元にサンプルを提出して許可を得る必要があります。

キャラクターの世界観とかけ離れている製品が市場に出回ると、イメージが崩れてしまいますので、版権元の許可が下りるまで、製品の生産及び販売をすることができません。

初回のサンプルを見ると明らかに色が違っていたので、版権元に提出をせずに、再度サンプルを製作することにしました。

その際の色は、島精機のデザインシステムに原画と最も近い糸色を選んでもらいました。その甲斐があって、なんと版権元に1回サンプルを提出しただけで許可が出てしまいました。

版権元さんも編み込みで表現されたパディントンベアクラシックの再現性に驚いていました。

パディントンベア(くまのパディントン)の聖地「プレジャーフォレスト」での靴下販売を目指す

3月にパディントンベアの靴下が倉庫に入荷したあと営業活動を開始しました。

私たちは、靴下のOEM製造(オーダーメイド)が本業です。

私自身も、前職こそファンシー雑貨メーカーに勤めていましたが、販売とは全く関係がない、海外の工場とのやりとりを主とする生産管理を担当していたので、販売に関しては、全く経験がありませんでした。

台湾工場への発注数は、500足x8種類の合計4000足です。製品がいざ入荷すると気が遠くなるような数字です。

販売ができる売り場を確保し、靴下を並べることができれば、ある程度売ることができる自信はありました。

はき心地についてもたくさんの方々に試着してもらいお墨付きを頂いていたので、履いてさえもらえればリピート率が高くなることもある程度予想していました。

ただ肝心の販売できる売り場が一つもない状況でした。

さがみ湖リゾートプレジャーフォレストにパディントンベア靴下のサンプルを届けに行ってきた

関東圏で、パディントンベアグッズの取り扱いが最も多い売り場は、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの売店「プレジャーステーション」になります。

私たちは、販売未経験でしたので、伝も何もありません。

お電話でアポイントメントを取らせて頂き、なんとかサンプルだけ受け取って頂くことができました。

デザインと品質には自信がありましたが、一見さんの新規参入業者の靴下を果たして取り扱い頂けるのかどうか半信半疑でした。

「やっぱり」

一週間くらいして、担当の方から、取り扱いを見送るとのメールを頂きました。正直なところかなり落胆はしましたが、お伝えすることはお伝えしたので、後悔はありませんでした。

2018年のお盆休み、プレジャーフォレストに隣接のキャンプ場「PICAさがみ湖」の常設テントに家族で2泊し、パディントンタウンにも訪問したことがありました。

そのときのことをブログにも書いていたので、ブログ記事のURLを添えて、私たちの靴下について紹介しました。

パディントンベアの優しいおじさんとの出会い

おことわりのご連絡を頂いて、1週間ほどして、直接のお取り引きはできないけど、パイプが太い取引先があるから、そちらに聞いてほしいとのメールが入りました。

半ば諦めていたので、びっくりでした。

さっそくアポイントメントをとり、ご紹介を頂いた先を訪問しました。

パディントンベアの製品を専門にお取り扱いされている、「くまのパディントン」に頻繁に登場する、ブラウンさんのような優しいお父さんでした。

商談してから数日して、お取り扱いのご連絡をいただきました。

天にものぼる気持ちでした。

パディントンベア(くまのパディントン)靴下の現在の販売状況とは?

パディントンベアの靴下は、弊社ECサイトで購入することができます。

期日指定が可能な、「ヤマト運輸」「西濃運輸」、送料がお得なレターパックライトなど柔軟な対応をしております。

お客様の声など販売の情報をTwitterで発信しております。DMでのお問い合わせも可能ですので、ご質問などございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

オンラインショップはコチラ

さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの売店「プレジャーステーション」

2019年5月のゴールデンウイーク明けから販売をスタートし、現在まで8回ほど納品をしています。

現在は、少々落ち着いていますが、短いスニーカーソックスを着用する機会がある夏場は、かなりの売れ行きでした。

夏休みの最終週に、娘を連れてプレジャーフォレストに行き、靴下の売り場を見ると、他の靴下はびっしりと並んでいましたが、弊社の靴下の棚だけ

「ガラガラ」になっていました。

JR東小金井高架下

JR中央線東小金井駅の高架下の商業施設「MA-TO」で私たちの靴下工場で製造した靴下の品質を知ってもらうためのアンテナショップで「パディントンベア」の靴下の販売をしています。(現在休止中)

「パディントンベアの聖地」である、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストのような売れ行きはありませんが、実際に靴下を履かれたお客様からはご好評を頂いております。

靴下をご購入された、おばあさまが、実際にパディントンベアの靴下を履いてみせに来てくれたときは、涙が出そうになりました。

お友達からパディントンベアの靴下をプレゼントとして受け取ったことがきっかけで、弊店に来て頂いたお客様もいらっしゃいました。

現在は、閑散期ですので、一時的にお休みを頂き、WebShopを中心に販売を続けております。

今後、販売形態を変えて対面販売を続けるつもりです。詳細はTwitterやこちらのホームページで報告致します。

パディントンベア靴下の靴下としての品質は、下記で詳しく紹介しております。ご興味がありましたらお読みくださいませ。

靴下ブランド くまのパディントン 製作事例

パディントンベア(くまのパディントン)靴下を製造して販売するまでの道のりとは?

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  • この記事を書いた人
岩村 耕平

岩村耕平

合同会社ブリングハピネス代表。台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、D2Cブランドを製造面で徹底サポート。工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルでサンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。JR東小金井高架下と秋葉原が拠点。雨と雪の日以外の都内移動は全て「自転車」を使用。既成観念にとらわれず最適な場所と時間を選んで仕事する「環境に依存する」働き方を模索中。

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