靴下を製造する

オリジナル靴下を製造するときの価格についての考え方とは?【2018年8月24日更新】

投稿日:2018年8月24日 更新日:

「オリジナル靴下を製造するときの価格を決める要素をざっくりでよいので知りたい」
「靴下のOEM製造を検討しておりコストについて予備知識がほしい」

本日はそんな方々に向けてオリジナル靴下を製造するときの価格についての考え方について紹介して参ります。

靴下の価格を決める要素はトレードオフである

両方の目標は同時に達成できない、一方がよくなれば他方が悪くなる関係のことをさした株式用語で「トレードオフ」といいます。ご存知の方も多いのではないでしょうか。

靴下の価格にも「トレードオフ」が当てはまります。

材質や仕様を落とせば価格は下がりますが品質も下がります。ロットや納期についても同様です。

人件費が安い海外の工場と直接取引をすれば、価格は下がりますが、自らが負うべきリスクも上がります。

考えるだけで頭が痛くなってきそうです。靴下一つの価格も複雑な要素がからみあって決まるのです。

靴下の価格を決める要素とは

材質をはじめとした仕様

一般的な黒いビジネス靴下を例としますと、ベースの黒い糸の部分を綿にするか、ポリエスエルにするかで価格が上下します。

化学繊維であるポリエステルより、天然繊維であるコットンのほうが値段が高めになります。

ポリエステルを使うと価格は安くなりますが、吸水性が下がります。靴下のゲージ数(網目の数)や長さも価格を左右する要素です。

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ロット(生産数量)

生産数量が少ないと価格が上がります。

数量が多い少ないにかかわらず、サンプル製作から生産の準備までの工程は同じです。経費も同じようにかかります。

例えば、靴下のサンプルを製作して、発送するまでの経費が、1万円かかったとすると、

  • 1000足 10000円÷1000足=@10円
  • 100足 10000円÷100足=@100円

になります。

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納期

急ぎでの製造が必要な場合は、価格も上がります。

工場を急がせる必要があり、工賃をUPして、納期交渉をしなければならない場合もあります。

さらに輸送時間を短縮するために、通常、船便で輸送している製品を航空便で運ぶと、輸送費も上がります。

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販売経路

販売経路が複雑なるほど価格が上がります。

例えば工場の納め先がA社1社で最終顧客に納品する場合、

工場原価+A社の経費+A社の利益=価格

になります。

工場の納め先がA社で、A社が更ににB社に製品を販売し、B社が最終顧客に納品する場合

工場原価+A社の経費+A社の利益+B社の経費+A社の利益=価格

になります。

僕がローコストを保持できる理由とは?

販売経路がシンプル

中国、台湾工場とも長年のパートナーです。

僕自身が直接海外の製造工場とやりとりをしますので、販売経路が複雑なことにより余計なコストがかかることはありません。

デザインシステムの導入でサンプル修正回数の多さによるロスを回避

2017年8月末に、デザインシステムを導入しました。

デザインシステムは、イラストレーターで作成した色やデザインを、靴下に編んだときのイメージに変換し、バーチャル上でシュミレーションすることができるシステムです。

バーチャル上でサンプルを製作するので何回でも修正が可能です。

導入前は、修正が入るたびにサンプルを製作しておりましたが、導入後はその手間が軽減されています。

島精機製作所さんのデザインシステム「SDS-ONE APEX3」を使用して靴下のバーチャルサンプルを製作する流れとは?

2017年の8月末に島精機製作所さんが開発した、デザインシステム「SDS-ONE APEX3」を導入しました。 サンプルを製作することなく、イラストレーターで作成したデザインを、靴下に編んだときの編目 ...

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固定費を削る

品質がしっかりしていたとしても、お客様が売場で販売できうる適正価格を出さないと受注することができません。まさにトレードオフの世界です。

日本国内パートナーとの共同物流やデザインシステムの共同導入など、お互いにメリットを出す緩い繋がりで、固定費をシェアすることにより経費を削減するようにしています。

オフィスについても、パートナーの秋葉原事務所と東小金井事業創造センターPO-TOを拠点としておりますが、極力固定費がかからないように工夫しております。

僕も家族を養う身ですので、利益なしで仕事をするわけには行きませんが、弾力性のある価格設定ができる体制を作っております。

製造に関わる部分(工場原価や材質など靴下の仕様に関わる部分)は一切削らないという考え方

弊社はローコストを保持しつつつも、「品質」に関わる部分を省いてコストを下げることは一切致しません。

お客さんの販売状況が良ければ、長くお取引頂けます。お付き合いが長くなるほど、お互いに理解し合えるので手間も軽減されます。

お客さんの靴下事業が順調に推移しない限りは、長いお付き合いはできません。

弊社にとっての出口は、

「お客様と互いに協力し合って売場で消費者に手をとってもらえるような靴下を製造し続ける」

ことだからになります。

お客様と一緒にゼロから靴下をアパレルブランドとして育てるためのOEM製造についての考え方とは?

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品質を落とすということは、自分で自分の首をしめているようなものなのです。本当に大切な1%のために99%を削ぎ落とすというのが弊社の考え方になります。

靴下の種類によって変わりますが、コスト的にも競争力がある価格をお出しすることができます。価格についてご質問などございましたらお気軽にお声をおかけください。

 

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