靴下製作 製作の進め方

オリジナル靴下を製作するときの寸法についての考え方とは?

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靴下寸法の測り方とは?

オリジナル靴下を製作する過程で起こりがちなのが寸法の問題です。

工場も含めて測り方の認識を一致させることが大切です。

靴下寸法の測り方は、さまざま計測方法があります。私たちはシンプルに「ゴアライン」(かかとの縫い目)を起点として採寸を行う方法を採用しております。

Aは、「ふくらはぎ」「膝下」などの「丈」、Bは、「22〜24cm」など「足底」の寸法を決める部分になります。

靴下生産工程で寸法の誤差が発生する理由とは?

靴下は、伸び縮みするニット製品ですので、生産工程において誤差が発生します。

靴下の生産は、編み上げ、つま先縫製、スチーム、ペアリングの順番で進行します。

スチーム工程は工員さんが手作業で、靴下の形をした板に靴下をはめ込んでいきます。

靴下の形(筒形とL型)、サイズ(ベビーからメンズ)によって板の形状も異なります。

数十足セットしたところで、ベルトコンベアが動き、靴下を蒸気が吹き出す空間に移動し形を整えます。

靴下をセットする作業は手作業で行われます。単純なようですが、重要な工程です。

特にキャラクターものは、引っ張り方の違いで顔が縦長になってしまうことがあるので、各工場とも基準を満たすように工夫をしています。

中国工場は、板にゴムをかけて製品によって位置を変更する形をとり、台湾工場は、規格によって窪みの位置が異なる板を使用することで対応しております。

メモ

工員さんが、靴下を板にかけるときの引っ張り方の違いで、アートの伸び具合が変わってくる例を、下記の通りシュミレーションしました。わかりやすいように「2cmの違い」で設定しました。通常は±0.5~1cmが許容範囲となっております。

靴下左右の長さを揃えるペアリングとは?

靴下を板にかける作業は、手作業になりますので、誤差が発生します。

左右の長さを揃えるためにスチーム後に「ペアリング」をします。名前の通り同じ長さの靴下の左右を揃える工程です。

靴下長さの誤差については、各社許容範囲を設けております。

通常は±0.5~1cmを許容範囲となっております。

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オリジナル靴下を製作するときの寸法を決める方法とは?

靴下を履いてほしい方の年齢について検討する

靴下の寸法を決める際、まずは靴下を履いてほしい方の年齢を検討する必要があります。

靴下のサイズは、足底の寸法で決まります。測り方で言う「B」の部分が足底寸法です。

靴下の丈について考える

測り方の「A」部分にあたる長さも合わせて検討します。長さは、自由に変更できます。

対象サイズに近いサンプルを売り場で購入してみる

靴下のサイズと丈が決まったら、近いサイズのサンプルを売り場で購入して、実際に履いてみる、もしくは履いてもらうことをおすすめします。

靴下のサイズの規格はメーカーによっても異なりますので、着用することによって長さ、サイズなど改善すべき点を発見できるかもしれません。

私たちが製造する靴下のサイズ感の特徴とは?

靴下を着用したときのサイズ感は、同じ仕様でもデザインや製造工場によっても異なります。

私たちは台湾と中国2箇所の工場で靴下を製造しております。特に台湾工場で製造する靴下は伸縮性があります。

伸縮性とは、文字通り「伸びても縮んで戻る性能」のことになります。

弾力性があり足にフィットするので、幅広いサイズに対応することが可能です。台湾製22-24cmの靴下は27cmの私でも着用が可能です。

台湾の製造ロットは、500足になりますが、ハイゲージと呼ばれる網目が細かい伸縮性がある仕様で製造すれば、23-27cmなど、ユニセックスでの製造が可能です。

ハイゲージ靴下については、こちらの記事でも詳しく紹介しております。

オリジナル靴下デザインの再現性についての考え方とは?

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まとめ

ここまで、オリジナル靴下を製作するときの寸法について紹介してまいりましたが、参考になりましたでしょうか。

靴下の寸法は、単純にcmの数値だけでは決めきれない要素があります。外観は同じでも、工場によって「形状」「伸縮性」の違いがあります。

実際に靴下を履き比べて、納得した上で製作に進まれるのがベターです。

はき心地は、キャラクターなど、デザインがメインの靴下においては見落とされがちな要素だからこそ、大事にしていきたいと私たちは考えております。

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オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。

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  • この記事を書いた人
岩村 耕平

岩村耕平

合同会社ブリングハピネス代表。台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、D2Cブランドを製造面で徹底サポート。工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルでサンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。JR東小金井高架下と秋葉原が拠点。雨と雪の日以外の都内移動は全て「自転車」を使用。既成観念にとらわれず最適な場所と時間を選んで仕事する「環境に依存する」働き方を模索中。

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